休暇を楽しむ 〜プロが教えるワンランクアップの写真術〜
- saygo
- 8月9日
- 読了時間: 3分
夏季休暇などの長〜いお休み。
ただのんびり過ごすのも良いですが、カメラを片手に新しい『発見』と『感動』を探しに出かけてみることで、いつもとは違った時間を楽しむことができるでしょう。
当記事では、写真撮影に慣れ始めてきた方に向けて、いつもの撮影をワンランクアップさせるための休暇の過ごし方をご提案・ご紹介しています。
テーマを決めて「作品」を撮る旅に出る
ただ風景を切り取るのではなく、テーマを設定することで、一枚一枚の写真に深みが生まれます。休暇の計画を立てる際、「今回の旅では何を撮りたいか」を最初に考えてみましょう。
光と影をテーマにする
太陽が低い位置にある早朝や夕方の時間帯は、光がドラマチックに変化します。建物や樹木の影を意識して撮影してみると、普段とは違う芸術的な写真が撮れます。

「時間」をテーマにする
滝や川の流れる様子をスローシャッターで撮ったり、星空の軌跡を長時間露光で撮影してみたり。時間を止めるのではなく、時間の流れを写し出すことで、写真の表現力がぐっと広がります。

「生活」をテーマにする
地域の伝統的な市場や、古くからある商店街など、そこに暮らす人々の営みをテーマにすると、ドキュメンタリーのようなストーリー性のある写真が撮れます。

テーマを持って撮影に臨むことで、無意識にシャッターを切るのではなく、「なぜこの写真を撮るのか」という意識が芽生え、写真の質が向上します。
写真の編集までを「創作」として楽しむ
プロのカメラマンは、撮影した後の編集作業までを一つの作品づくりとして捉えています。休暇中は、普段なかなか手が回らない写真の整理や編集にじっくりと時間をかけてみましょう。
RAW現像に挑戦する RAWデータで撮影している方は、RAW現像ソフトを使って、ホワイトバランスや露出、トーンカーブなどを細かく調整してみましょう。自分のイメージ通りの色合いや雰囲気に仕上げる作業は、写真の楽しさをさらに深めてくれます。

「組写真」を考えてみる 複数の写真を一つのテーマでまとめ、一つの作品として見せる「組写真」に挑戦するのも面白いでしょう。写真集のように並べて見せることで、単体の写真とは違う物語性を生み出すことができます。
撮影の『引き算』を意識する
被写体は素晴らしいのに、なんだか写真がごちゃごちゃして見える...、と感じたことはありませんか?
それは、写真の中に「余計なもの」が写り込んでいるのかもしれません。
プロは、「何を写さないか」を常に意識しています。
余白を意識する 被写体の周りに意図的に空間を作ることで、主題が際立ち、見る人に落ち着きを与えます。

シンプルな構図を追求する 露出やピントをシンプルに、被写体に集中させる構図を意識すると、力強い作品が生まれます。

休暇を終えた後の楽しみ方
休暇で撮影した写真は、ただデータとして保存するだけでなく、プリントして飾ったり、SNSにアップロードしたりすることで、さらに多くの人に見てもらうことができます。 作品としてまとめたら、写真展やコンテストに応募してみるのも良い経験になるでしょう。
撮影から編集、そして発表まで、休暇の時間をフルに使って、写真とじっくり向き合ってみませんか?
今回の記事があなたの参考になれば、嬉しく思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。
実は最近、写真の撮影スキルなども教え始めた、Saygoです。
スキルだけでなく、Lightroomなどを使った現像・補正も身につけることができます。
ご興味ある方はぜひ、どんなことでも気軽にご相談くださいね!






