人物写真の光、なんとなくで選んでいませんか?順光・逆光を"理由から"使い分ける撮影法!
- saygo

- 1 日前
- 読了時間: 3分

noteで「順光・逆光の“よくある誤解”」について書いています。
ざっくり言うと、こういう話でした。
「逆光は人物向き」は合っている
でも理由は「白飛び/色が残る」ではない
順光の弱点は"のっぺりすること"
逆光の強みは"光が柔らかいこと"
このブログでは、その続き。
「じゃあ実際どう撮るのか」を、実践レベルで書いていきます。
1. まず「光の向き」は3種類で考える
順光か逆光か、の二択で考えると、かえって難しくなります。実際は、間に段階があります。
順光 光が正面から。のっぺりしやすい。
サイド光(横からの光) 立体感が出る。実は人物に一番使いやすい。
逆光・半逆光 光が後ろ〜斜め後ろから。柔らかく、雰囲気が出る。
迷ったら、まず「斜め後ろから光が来る位置(半逆光)」に人を立たせる。これが一番失敗が少ないです。
たとえるなら、真正面のライトより、斜めから当てたほうが顔に陰影が出て彫りが深く見える。証明写真より、映画のワンシーンのほうが立体的なのと同じです。
2. 逆光で暗くなった顔を起こす3つの方法
逆光の弱点は、顔が暗くなること。起こし方は主に3つです。
レフ板を使う 背景の光を、白い板で顔に跳ね返す。
一番手軽で、光も自然。白い紙、白い服、白い壁でも代用できます。
露出補正でプラスにする カメラに「もう少し明るく撮って」と指示する設定です。
逆光では +0.7〜+1.3 あたりから試すと、顔が持ち上がります。ただし背景は明るく飛び気味になります。
ストロボ(フィルイン)を弱く足す 背景の明るさは残したまま、顔だけ光で起こす。
日中でもストロボを"弱め"に焚くのがコツ。真昼の強い逆光では、これが一番確実です。
初心者ほど①のレフ板から。お金もかからず、効果がわかりやすいです。
3. 「白飛び」と「黒つぶれ」、守るのはどっち?
結論:白飛びを守ります。
写真は、明るすぎる部分(ハイライト)が飛ぶと、真っ白になって情報が完全に消えます。あとから色は戻せません。
でも、暗い部分は情報が残りやすい。あとから明るく持ち上げれば、色も戻せます。
たとえるなら、
白飛び 消しゴムで消した線。もう戻せない。
暗い部分 薄く書いた鉛筆の線。あとから濃くできる。
だから撮るときは「明るい部分を飛ばさない」を優先する。顔が少し暗くても、あとで救えます。
※これはRAWで撮っている前提です。
RAWは、写真の"生データ"のこと。JPEG撮って出しだと、この暗部の粘りがかなり減ります。人物をしっかり撮るなら、RAWをおすすめします。撮影中は、カメラのヒストグラム(明るさの分布グラフ)や白飛び警告表示を見て、右端に張り付いていないか確認するクセをつけると安定します。

4. 時間帯でも、難易度は変わる
同じ逆光でも、時間帯で大きく変わります。
真昼(太陽が高い) 光が硬い。影が濃く、コントラストがきつい。難易度は高め。
夕方・朝(斜めの光) 光がやわらかく、色も温かい。人物撮影の"ゴールデンアワー"です。
もし時間を選べるなら、日没の1〜2時間前。逆光でも柔らかく、レフ板だけで十分きれいに撮れます。
まとめ
光は「順光/サイド/逆光」の3段階で考える
迷ったら半逆光(斜め後ろからの光)
逆光の顔は、レフ板・露出補正・ストロボで起こす
露出は"白飛びを守る"が基本
時間帯は夕方・朝が圧倒的にラク
なんとなく選んでいた光に、理由と手順がつくと、人物写真は一段変わります。
まずはレフ板1枚から、試してみてください。今回の記事が参考になれば嬉しいです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
人物写真から、デザインに使用する写真まで幅広く、承っております。
しっかりと魅力が伝わり、お客様に選ばれやすくなる写真が必要なときは気軽にご相談ください。



コメント